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04 生産物語

越後姫

八百屋 半吾兵衛のドレッシングに使用されている「越後姫」は、新潟県新潟市南区(旧白根地域)にある果樹園で育てられています。
越後姫は、新潟の気候に適したオリジナル品種を生み出そうと、6年をかけて育成されたいちごです。可憐でみずみずしい新潟のお姫様のような佇まいだということから「越後姫」と名付けられました。
日照時間の少ない冬にじっくり育ち、1月~6月にかけて収穫されます。花が咲いてから収穫するまでの期間が長くなることで、酸味が少ない独特の甘い果実になるのです。

ご夫婦で果樹園を営まれている、池田さんにお話を伺ってきました。
まず、いちごハウスの中に入ると、甘い香りが漂ってきました。いい香りに酔いしれる間もなく、耳の脇をブ〜ンブ〜ンと…
ハウスの中いっぱいにミツバチが飛んでいるではないですか!

池田さん(旦那さま)「悪さをしなければミツバチは刺しませんから大丈夫ですよ。いちごを栽培するにあたってミツバチは重要な役割を担っているんです。」

いちごを栽培するにあたって重要なのは、受粉をさせることです。いちごの実が、きれいな形になるためには、めしべがちゃんと受粉しなければなりません。そこで、ミツバチの力を借りることで受粉を確実にします。
いちごを育てるということは、ミツバチを育てることにも繋がるのですね。きれいで形の良いいちごは、実はミツバチのおかげだったのです。

半吾兵衛「ところで、可愛らしい帽子ですね。」

池田さん(奥さま)「うちは観光果樹園なので、いちご狩りのお客様がたくさんいらっしゃるんです。見て楽しい方がいいでしょ?」

半吾兵衛「はい、とっても楽しい気分になります。素敵な発想ですね。」

とてもお茶目でやさしい池田さんご夫婦。愛情いっぱい丁寧に育てられた越後姫だから、こんなに美味しいのですね。

最後に。あまりにいちご帽子が可愛らしかったので…